「博多名物」銀だらみりん漬けについて
〜発祥・歴史〜
銀だらみりん漬けについて、ご紹介したいと思います。
諸説、御座いますので、何卒、ご参考程度でお願い申しあげます。
【銀だらみりん漬けの誕生】
昭和40年代福岡の魚屋に、当時博多では馴染みのなかった銀だらを、博多っ子の好みの味にできないかと、魚市場から相談されたのがはじまりと言われています。 試行錯誤を繰り返し、醤油と甘いみりんを合わせたこだわりのタレに、銀だらを漬け込み、軽く干して旨味を凝縮させて完成した銀だらみりん漬けは、たちまち博多の食卓で愛されるようになりました。 ほどよくのった脂、ぷりぷりとした柔らかい身、みりんベースのタレが染みたしっとりとした味わい。その美味しさは全国に広まり、今では定番の魚料理となっています。
【銀だらはどんな魚?】
銀だらは、主に北海道以北からアメリカ・アラスカ湾にかけての北太平洋/水深300~600メートルの海底に棲息しています。 成魚の体長は80~100センチと大型で、深く冷たい海に棲むため、良質の脂が豊富です。 和食・洋食を問わず好まれる、大変高級な食材です。 元々はマダラの代用品として使われ、脂肪分が強いことから敬遠されていた時代もありましたが、近年の嗜好の変化に伴い、人気も高まり、高価格にも関わらず、銀だらの切り身は定番品となっています。脂肪を多く含む癖のない白身魚で、みりん漬けの他、煮つけや塩焼き、味噌漬け、西京漬け、フライ、鍋物など幅広い料理に利用されています。最近では刺身でも食べられるようになり、豊潤な脂肪から、白身のトロといわれています。
【旬】
旬は、秋から冬ですが、冷凍物の流通も多く、年中出回っています。冷凍の銀だらは主に切り身の状態で流通しています。【選び方】
冷凍物は変色やドリップの出ていないものを選びましょう。解凍されたものよりも、冷凍状態のまま購入する方がお薦めです。【漁獲法】
延縄、底引き網で主に漁獲されます。主な産地は、カナダ、ロシア、アメリカです。国内漁獲量は、1972年には史上最高の56,000t を漁獲したが、1973年の漁獲量規制導入に伴い漁獲量は減少し、1977年の二百海里の漁業規制実施以降も減少の一途を辿っていて、希少な魚となっています。アラスカやカナダなどでは養殖が行なわれています。【名前の由来~「銀だら」は「真だら」の仲間?】
延縄、底引き網で主に漁獲されます。主な産地は、カナダ、ロシア、アメリカです。国内漁獲量は、1972年には史上最高の56,000t を漁獲したが、1973年の漁獲量規制導入に伴い漁獲量は減少し、1977年の二百海里の漁業規制実施以降も減少の一途を辿っていて、希少な魚となっています。アラスカやカナダなどでは養殖が行なわれています。◆銀だら
カサゴ目ギンダラ科の白身魚で、脂が乗っていて身が柔らかいのが特徴です。 タラに似ているために銀だらと名前がついていますが、全く別の種の魚です。 ギンダラ科はアブラボウズと本種で構成されています。タラよりはアイナメやホッケに近い仲間です。 体長は1m程度で、真だらとの違いは、下あごにひげがなく、背びれが2つしかないことです。切り身で売られていることがほとんどで、真だらと違い、精巣(白子)は食材にはなりません。真だらよりも、身に脂がのっています。
◆真だら
タラ目タラ科の白身魚で、身が締まっている白身の魚です。 下あごに1本のひげがあり、背びれは3つあります。昔から和食でおなじみの魚で、練り物の多くに使われていました。精巣は「白子(しらこ)」と呼ばれ、鍋に入れたりポン酢で食べたりします。また、卵巣も煮付けや焼き物、炒め煮などで食されています。
【銀だらの栄養】
DHAやIPAなどの不飽和脂肪酸やビタミンDを豊富に含みます。 また、日本人に不足しがちな「ビタミンA」が非常に多い事でも有名な魚です。 その含有量は、同じ魚でも、すずきやいわしの約6倍から8倍にもなります。 お子様や年配の方の健康維持に大切な成分をたっぷりと含んでいます。 美味しくて食べやすい銀ダラみりんは、ご家族みんなで食べて頂きたい逸品です。◆DHA
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールをふやす働きがあり、脳や神経組織の発育の促進や、情報伝達をよくする働きをもつのが大きな特徴です。青背魚が頭をよくするといわれるのは、DHAのもつ脳や神経の機能促進作用によるものです。
◆IPA
血栓を溶かし、血管を拡張して血液の流れを良くすることから、動脈硬化や脳卒中、高血圧の予防に役立つことで知られています。また、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状改善、慢性関節炎などの炎症性疾患の改善にも有効です。
◆ビタミンD
小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それにより血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります。
◆ビタミンAの3つのパワー
1.視力低下を防ぎ、目の疲れをやわらげる働き
現代に生きる私達は、生活の中で知らないうちに目を酷使しています。おいしくビタミンAを摂って、眼精疲労などの病気を予防しましょう。
2.のどや鼻の粘膜をつくる働き
ビタミンAを十分に摂取することで、風邪などの感染症にかかりにくくなります。
3.皮膚や髪、骨の発育を支えます
不足してしまうと、皮膚がカサカサになったり、爪がもろくなったりすると言われています。美容のためにも、ビタミンAは不可欠なのです。
銀だらには、このビタミンAの他にも、血液の流れをよくする「ビタミンE」や、生活習慣病の防止に役立つ「オメガ3脂肪酸」など、体に優しい様々な栄養素が含まれています。
銀だらみりんには、諸説、御座いますので、何卒、ご参考程度でお願い申しあげます。
創業者 謹白
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